ぱんだやまの映画大好き

映画の感想などを書いてみたいと思います。

シン・ウルトラマン

シン・ウルトラマン

監督:樋口真嗣

企画 脚本:庵野秀明

出演:斎藤工 西島秀俊 長澤まさみ

 

映画久しぶりでした!

とても楽しみにしていた作品です。
監督が庵野氏ではないのですが、オープニングから彼らしさが爆発!!
全部見た後はやっぱり「シン・ゴジラ」の方がおもしろかったかなぁ・・という印象ですが。これはこれで大変楽しめた!!

すでに当たり前のように怪獣が出没しちゃってる日本、怖いですね・・こんなのいやですね・・(;゚Д゚)。

その対策専門チームの一員が斎藤工さん演じる神永、彼がウルトラマンに変身するであろうことは最初から見ている方はわかっているんだけど、配役の妙と言いますか、棒読み演技に近い感じで、感情の起伏もほとんどなく、どこ見ているのか何考えているのか不明な神永は斎藤工さんにぴったり!!(笑)

ささっと山奥に事務所(作戦本部)作っちゃうんだけど、みんなのスーツはどうなのかな??動きにくいですよねぇ

そして何やらせてもうますぎの長澤まさみさん、今回も仕事できすぎ女をさらっと演じてすばらしい。

安定の西島秀俊さん、これまた感情がほとんどないです。今回こういう設定なのでしょうか??彼もまた空からやってきた人じゃあないですよね??(;´∀`)

そして宇宙からやってくるナゾの人・・・こわいです。

ウルトラマンになる直前・・

作品全体の色味が抑えてあって落ち着いているのと、登場人物もみんな大騒ぎしたり、派手な動きがないのが逆におもしろい。特撮映画!って感じをわざと出している作りもいい、ハデハデハリウッド映画に飽き飽きしている人は楽しめると思います。

昔のウルトラマンが好きな人も、あんまり知らない人も相当楽しめる内容。ウルトラマンの造形が美しいのもよい、そして円谷プロにリスペクトしている演出がたくさんあって楽しい。ただ、ちょっと意味不明な人物のUPが多い気がしたけど、これはねらっているのかな??

なにも予習しないで行ったのがよかったのか?・・かなり好きだなぁって思いました。
映画館のグッズ売り場が大盛況でしたよ。ピンバッチ買えばよかったかなぁ・・
怪獣のぬいぐるみもよさげでした。

シン・仮面ライダーも楽しみですなっ

しかし、西島秀俊さん働き過ぎじゃないですか?(*´ω`*)

ドラマ「アオイホノオ」再放送してほしい!!!

 

おしまい

 

 

SING ネクストステージ

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SING ネクストステージ

監督:ガース・ジェニングス

出演:マシュー・マコノヒー 日本語版:内村光良

   スカーレット・ヨハンソン 長澤まさみ 

楽しみにしていた「SING」の続編。無職だし、公開初日に出かけてきました・・・
え~なんで混んでるの??ほとんど満席状態です。そう・・学校が春休みなんですね、子供たちが大勢です。。ポップコーンがバカ売れです。。なんで映画館に来たらポップコーン食べないとって必死になるんでしょうか?食べなくても大丈夫ですぞw

さて・・このSING、前回は普通に字幕版で観たのですが、今回は近所の映画館で字幕版の公開がありません・・・(-_-;)、マシュー・マコノヒーのコアラが聞きたかった・・とは言え、吹替え版がすばらしいのは知っているので、まぁフマンってほどではありませんでしたけど・・・・って感じでしたけど・・・いやはやすばらしい!!

作品全体の物語だけの感想だと、ずばり前作の方がよくできていたと思います。今回は登場している動物たちの背景は知っているを前提に進んでいるし、伝説のロック歌手が妻に先立たれたショックで15年間も引きこもっていてそこから表舞台に戻ってくるというのが今回の最大のクライマックスなんですが、なぜかとっても弱い印象、なんで彼の心が開いたのか、ガッテン!!するインパクトあるシーンがありません。白い狼の冷酷な社長もどうしてああなっちゃったのか??とか何もないし、最後まで何もなかった・・・娘との和解のシーンとか何かあってもよかったかも??

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コアラの特に何もしない・・っていう不思議スタイルも今回は薄め・・それでも楽しいのはアニメの抜群の動きと声優の声と歌声、そして音楽がすばらしすぎるマッチングをしているから!

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わたしの一押しはブタのお母さんロジータなんだけど、歌と踊りのすばらしさ!ちょっと泣きそうでした(笑)。

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そして相変わらずのすばらしい歌唱能力!!MISAさん!前作より話しているシーンが自然になってる!!淡い恋もあっていい!!

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それから何といっても、長澤まさみさんの歌のうまさよ!彼女は万能なの??声優としてもありえないぐらいうまいし、そして歌もうまい!!ほんっと自然。ラストは伝説のロック歌手とのまさかの共演が!!

ここまで豪華だと、吹替え版オシで進めたいのはわかる、経費もすごいだろうし(;´・ω・)
でも、やっぱりマシュー・マコノヒーが観たい!!あちこちで字幕版も上映してほしいです。
エンタメとして老若男女楽しめる作品。
おすすめします。

おしまい

 

ナイル殺人事件

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ナイル殺人事件

監督:ケネス・ブラナー

出演:ケネス・ブラナー

   ガル・ギャドット

 

新型コロナの影響で公開が延びてのびてのびまくった「ナイル殺人事件」を観てまいりましたよ。
監督ケネス・ブラナー、主演もケネス・ブラナーという、彼のかっこよさをこれでもかこれでもかとぶつけてくるのは前作同様でございます(;´∀`)。
ずばりケネスファンは絶対に観ないといけません。個人的には今回ジョニデがいないのが猛烈にさびしいですが・・・(;´・ω・)

ちょうどウクライナで大変なことになってしまったのと同時だったので、ちょっと悲しい気持ちになりましたが、オープニングがモノクロの戦争シーンから始まります。このシーンが必要だったのかどうか??それは好みの問題でしょうが、わたしはおもしろいと思いました。ポアロさんの口ひげの秘密がここでちらっとわかります。そしてラストシーンもなかなか・・・しゃれております。

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作品自体は有名ですが、このご時世映画の中だけでも豪華に旅に出たいもの・・そんな気分も満喫できそうな作品です。とにかくお金持ちで絢爛豪華!エジプトの風景は若干うそっぽい感じはありましたが、それでも大きなスクリーンで観るナイル川の風景はすてきでした。
船の描写がなかなか凝っていていいです。長いデッキをお金持ちのリネットが不安そうに左から右へ歩いて行くシーン、ワンカットでかっこよいです。船の大きさも理解できるし。

f:id:pandayama:20220225171924j:plainただ・・相変わらずのポアロ氏は東洋の金田一耕助と同様、ありとあらゆる事柄が終わりの方にならないと事件解決しないのです、結果犠牲者がどんどん増えるという・・

f:id:pandayama:20220225171936j:plainまぁ、それもわかっていて観ているんだから別にいいんですけれども、たまにはこういうザ・映画的な作品も楽しみたいものです。
オリエント急行」の時みたいにつづく!的なシーンがあるのかなぁ・・と期待しましたが、ありませんでした。「地中海殺人事件」も観たいけどなぁ(笑)。

 

個人的にはIMAXの料金払ってまで・・・って感じですけど、普通に大きいスクリーンがいいですねぇ
吹替えだとどんな感じなのでしょうか?ちょっとみてみたいです。

 

おしまい

 

アンチャーテッド

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アンチャーテッド

監督:ルーベン・フライシャー

出演:トム・ホランド

   マーク・ウォールバーグ

   アントニオ・バンデラス

アンチャーテッド」を吹替えで観てきました!
これってプレステのゲームが元らしい・・全然知らなかったけど、なかなかおもしろそうなゲームであります。

スパイダーマントム・ホランドの身体能力がとにかくすばらしい、あとプロポーションもすばらしい、彼のファンは絶対に観るべき映画だ(笑)。

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しかし、映画自体はよくある物語のわりに、尺が長すぎるし、吹替えのせいか、いまいち会話の面白い部分がうまいこといってない印象。もっとはじけてほしかった。(字幕だって何言ってるのかわからないから同じだと思うけどね(-_-;))
ここ笑う所なのかな??っていう場面が結構あって残念。
バンデラスさんは安定の大塚明夫氏、かっこいいけど、ちょっとなぁ・・もっと独特の雰囲気出して濃い濃いキャラで攻めてほしかった。

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マーク・ウォールバーグはいい俳優だと思うけど、こういうレイダース的な内容って合うのか合わないのか???個人的には違うと思ってしまった。吹替えが小山力也氏じゃないのが超絶残念であり・・w

どんどん物語進むしアクションが連続で飽きないですが、もうちょっと何か欲しい・・どうしてもこの手の映画と永遠の大好き映画「レイダース」を比べてしまうけど、やっぱりインディの方がはじけていて面白いのはなぜなんだろう??映像の迫力もアクションの派手さも数段こっちの方が上なのに・・泥臭さが足りないのだろうか?
でもまぁ、楽しいは楽しい・・でもでも絶対に時間が長すぎると思う、わたしはなんということか、最後の船がぶら下がっているシーンで寝てしまった!!信じられん、あんなに騒々しいシーンでしかもクライマックスだというのに!!最近映画館でよく寝てしまうのはまさか・・・歳のせい??(;゚Д゚)・・これはなんとかしないと!!

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次は「ナイル殺人事件」を観るつもりなのだが、前作「オリエント急行殺人事件」では中盤から最後まで寝てしまったという最悪な状態だったので、今度は細心の注意を払いたいと思います。ガムがいいだろうか???ううむ・・

 

ゲームはこんな感じ??スイッチしか持ってないからできません( ;∀;)

おしまい

ローン・レンジャー

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監督:ゴア・バービンスキー

出演:ジョニー・デップ

   アーミー・ハマー

   ヘレナ・ボナム・カーター

 

息子がブルーレイを買ってきてくれたので、観ました。前にもレンタルして観たような気がしますが・・
なんというかこの作品ができたとき、ジョニー・デップ全盛期で、このトントのメイクがジャック船長のコスプレみたいだと勝手に思って、映画館に行かなかったのが残念でならない。おまけに公開当時あんまり評判よくなかったみたいな印象しかなかったです。

しかし、今改めて観てみると、物語は流れるように進むし、えらい上映時間長いのにちっとも飽きないし、金に目がくらんだ腹グロ大人と純粋無垢な子供のつらい過去、そしてアメリカとネイティブアメリカンとの差別や確執・・・親子の愛情、そしてファンタジーとアクションがバランスよく詰まっていてすばらしい。。
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当時潤沢な作成費があったと思われるセット、線路を実際に作って機関車を走らせたそうで、迫力満点の映像。今だったらちょこちょこCGでまとめてしまいそうなところもしっかり実写で撮っている。
ほこりっぽくて暑そうな空気感も伝わってくる。
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ジョニー・デップのとぼけた演技と背筋をすっとのばした姿勢のままのアクションがすばらしいし、あんまりセリフは多くないんだけど、表情で魅せる演技はさすがすぎる。
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この作品以降あんまり映画作ってないみたいですけど、ゴア・バービンスキーにはもっとド派手なアクション大作作ってもらいたいです。

ちなみに、声をジョニデが演じている「ランゴ」もすばらしくおもしろいのだが、あまり評価されていない・・・テレビで放送してくれないかなぁ・・と思うのですが。

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おしまい

「女のいない男たち」村上春樹

「女のいない男たち」 読みました。
若いころ結構読んでた村上春樹ですが、だんだんめんどくさくなって(;´∀`)ずいぶんご無沙汰しておりましたが、映画「ドライブ・マイ・カー」観たら読んでみたくなって、映画の帰りに購入しました。

全6話からなる短編集です。「ドライブ・マイ・カー」だけ読むと、映画とだいぶ物語が違うので、あそこまでシナリオ膨らませた映画スタッフやばいな・・って思いましたが、
この本の中の「シェラザード」に”やつめうなぎ”と”空き巣”のエピソードが出てきました。映画の中に短編集のエピソードを入れ込んであったのですね、それにしてもこの短編集からあの映画を作っちゃうってやっぱりすごいです。監督の力ですな。

全編にわたってまぁまぁそれはそれは村上春樹ワールドで(あたりまえですが)、この文章の感じが心地いいのか不愉快なのかだんだんわからなくなってくるし、いったいどんな世界に登場人物がいるのかもなぞのままです・・・。

特に「木野」は、最後の方ホラー(?)ぞわぞわするような感覚の物語です。

ひとつひとつのお話が長くないので、気楽に読めますが、どんどん渦巻の中に入って行ってしまいそうな感覚は相変らずですし、短編だからラストがすっきりしないです。

映画を観て、おおって思って、初めて村上春樹を読むのにこの本は正直おすすめできませんが・・・数年ぶりに気楽に春樹節にどっぷりと浸かりたい人にはおすすめであります。

 

おしまい

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

 

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監督:レミ・シャイエ 
フランス・デンマーク合作

 

Eテレで放送されていたのを録画して観ました。

お話は行方不明の船乗りの祖父を探すために北極点をめざす、少女サーシャの冒険の物語。

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輪郭線がほとんどないと思われる、今時の日本ではありえないアニメーション。
平家物語」が一番近いかもしれません。。
ポスターカラーか油絵で描いたような背景。この背景の圧倒的なコントラストの妙、陽が射した瞬間の変化や海の色、風の流れ、ブリザード・・すべてがすごかった。

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登場人物がものすごい体力だな・・というのはさておいて、こういうすばらしい作品がもっともっと映画館で上映してほしいと思いました。

日本のアニメ業界ももうちょっといろいろな作品に目を向けてもいいのではないでしょうか??なんてえらそうな意見でした。

犬の顔なんかなかなかひょうきんでおもしろかったです。

少女がいざというとき猛烈なパワーを発揮するのは万国共通なのでしょうか?

 

おしまい