ぱんだやまの映画大好き

映画の感想などを書いてみたいと思います。

陰陽師0

陰陽師0

監督:佐藤嗣麻子

出演:山崎賢人染谷将太奈緒北村一輝

2024年製作/113分

夢枕獏氏の「陰陽師」シリーズが原作、陰陽師になる前の若き晴明の物語。
作品自体に対して興味はなかったのですが(失礼すぎるセリフ)、入場者プレゼントのCLAMP先生カードがどうしても欲しくて行ってきました(;´∀`)。

結果は思っていたよりはおもしろかった・・・という印象。
オープニングの説明ナレーションの津田健次郎氏がすばらしい!!「わたしの幸せな結婚」みたいでした(笑)。ひたすら世界観を説明してくれるからわかりやすいっちゃわかりやすいけど、もうちょっとどうにかならないものか??

でもまぁ、それはいいとして・・・
山崎賢人くんは鼻持ちならない晴明を好演、視線がまっすぐじゃない感じとか人の話ちゃんと聞いてないでしょ!って感じとかうまい。でも衣装がへん!!

そして博雅の染谷将太くんはすばらしい!!個人的には彼が晴明だった方が平安っぽくてよかったと思う、たたずまいも所作も申し分ない。彼の笛の音から仏さまたちがずらずら出てきちゃう映像とか、え??「宝石の国」??って思っちゃった(笑)。

雰囲気が抜群によかった村上虹郎くんは早々にお亡くなりにwww、残念すぎっ、彼がもっと重要な役回りだったら面白かったのに、技も見せてくれなかった(ノД`)・゜・。

そして恋多き男、博雅は雅なお姫様のことが好きになってるんだけど、彼女も見えないものが見える性分で部屋中に花びらがおちている・・彼女から花びらが生まれているのか???って思ったけどそうでもないみたいな??不明、残念。彼女がもっと動いてアクションしてくれるぐらいの展開が欲しかった!個人的には土屋太鳳!!彼女しかいない(;゚Д゚)。しかし、衣装が・・変すぎる!!!!

ドラクエの中みたいな色彩の心の中の不思議空間に入った博雅と晴明・・・ニュージーランドのCGみたいになっててへんてこりんだった。アクションシーンはそんなになくてもよさげな物語だったし、「グリーンディスティニー」ばりのアクションシーンは見ていて正直開いた口がふさがらないレベル・・もうちょっとどうにかならないものか???
重要人物???って思っていた安藤政信氏も意味わからない展開で、気の毒なことに??最終的になんでこんなにめんどくさいことになっちゃったのかもほとんど意味不明・・強烈なラスボスも出てこないし、物足りないです。それにたくさんの人たちが死んじゃったみたいで、これでは「陰陽寮」がやっていけなくなるのではないかと、心配になりましたよ。。。

最後は二人で飲んでおしまい・・ここだけ原作っぽくてよい「博雅はよい男だなぁ」みたいなセリフはずっと前のドラマでもよく聞いていた。

ラストに津田健次郎氏の語りがないのが超絶残念!!なんでないの???しまらないじゃないですか!!

まぁ全部好みですけど、とにかく衣装デザインがよくないと思う、特に女性!!おかしなアレンジされていて、違和感しかないし、正直品がない、なんであれで行こうと思ったのか??おかしくするなら紀里谷和明作「GOEMON」ぐらいぶっとんでほしかったですよ、中途半端すぎる。男性はまぁまぁ普通にみえる衣装・・で晴明だけどうにもおかしい・・もっとかっこよく作ってほしいんだけど・・・

どうしたわけか、ここまで色々やってるのに大河ドラマ「光る君へ」の方がおもしろくなってしまったみたいなのが、おしいです。もっともっともっと面白く作れるはずです、がんばってほしい!!!

 

おしまい

レイダース 失われたアーク《聖櫃》

「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」


監督:スティーブン・スピルバーグ

出演:ハリソン・フォード

原題:Raiders of the Lost Ark

1981年製作/アメリカ/115分

午前十時の映画祭」で鑑賞してきました!

「レイダース」、若い人たちは「インディ・ジョーンズ」の方がわかりやすいのかな?
私も若い頃がありました(笑)。初めてこの映画を観たのは高校生の時だったかなぁ、学校の友達がすごくおもしろいから一緒に行こうって誘ってくれて、あの頃はまだ二子玉川駅に映画館があって(・・・今もありますけど、まったく別モノw)、そこは通称「おりてきた映画館」、ちょっと前に公開された映画を二本立て、時には三本立てで上映して、しかも安いという、とってもお得な映画館でした。

まぁ設備はおそまつなものでしたが、その時の「レイダース」がものすごく衝撃的で、この世の中にこんなにおもしろい映画があったのか!!と猛烈に感動して、DVDとかない時代ですから、サントラ盤のLPレコードを買った思い出がありますよ(;´∀`)。
今でも好きな映画の中に常に入っているという・・・いったい今まで何回観たのかも覚えていませんが、もうスクリーンで観る機会もそんなにないのではないか??と思って行ってきました。

結果行ってよかったです!!やっぱりめちゃくちゃおもしろい!!おもしろい映画作るぞっていう情熱があふれてる!次から次へと畳みかけてくるような物語の展開、全部わかっているけどおもしろいし、笑えるシーンもあるし、迫力あるアクションもあるし、それに改めて観てみると、ハリソン・フォードがものすごくかっこいいではないですか(笑)、こんなにかっこよかったんだと再認識しました。

それから、サントラね、もう天才的な物語とのジャストマッチング!!!意味わかんない音なんてひとつもないですよ。映画館だと音のよさがさらにさらに膨らんでもう最高でした。

エンドロールの曲もも~~~さいこう!!!
あとエンドロールの文字が大きい(笑)、これはいいですね、最近のは小さくてよくみえませんww。
それに登場人物の名前が略して書いてあるのもなんだかおもしろい、「インディアナ・ジョーンズ」じゃなくて「インディ」や「マリオン」、他の人たちもフルネームで書いてない、この簡単な感じがすごくいい。まさか”インディ・ジョーンズ”がシリーズになるなんて思っても見なかったんでしょうね。

ああ・・・久しぶりに映画みてよかったなぁ・・って思ったw
でも、せっかく4K上映なんだからもうちょっと大きなスクリーンで上映してもらえないでしょうかねぇ・・・。

おしまい

 

デユーン砂の惑星 PART2

デューン砂の惑星 PART2

監督:ドゥニ・ビルヌーブ

出演:ティモシー・シャラメ、レア・セドゥ他

原題:Dune:Part Two

2024年製作/アメリカ/166分

ネパールへ行っていたので、観るのが遅くなってしまいましたが、満を持してのIMAXスクリーンにて観てまいりました(*'▽')。

やはりでっかいスクリーンはいい!!砂嵐や蟲の轟音がお尻の下から実際に聞こえてくるみたいで迫力があって気分がよかったです。大スペクタクル巨編的な映画はやっぱり箱がでっかいに限る!!お金出してでもでっかいのはいい(笑)。

しかし、自分の感想はちょっと~~でありました。
ティモシー・シャラメ演じるポールは魅力的だし、謎の予言めいた夢とか断片的映像とか雰囲気抜群でわくわくする、彼女になっちゃうチャニも魅力的だし、青い目になっちゃうのも不思議な感じで悪くない。
そしてなんといっても、広大な砂漠の風景が美しい・・ずっと見ていたいような気分になりました・・・。

が・・・実際はお話が雰囲気に流されているような感じと、登場人物で性格はっきりしている人が非常に少ない、よそ者ポールに不安を感じている人物、信用しきってる人物、がほんの少しいるだけ、尺が長いし、もっと魅力的な人物が複数いてもよかったのではないでしょうか??わかっていたとはいえ、二人がくっつく動機もはっきりしなかった・・・なんとなく~~~って感じで。

お母さんが教母になっちゃうのもいいけど、なんか変だった・・

最終的には決闘させられる彼は気の毒??突然のモノクロシーンと「マッドマックス怒りのデスロード」のオマージュですか??的なシーンはかっこよいけど、これだったらマッドマックスの砂嵐の方が100倍かっこよかったと思うんだけど・・。レア・セドゥの白さが美しすぎてくらくらしましたが・・・(笑)。

要は家対家の陣取り合戦なわけですが、どうして悪い役のハルコンネン家の軍隊(?)がスター・ウォーズの悪いオヤジ連中団体と同様の見た目になっちゃうのか??もうちょっと工夫してほしい気がする、もうこの手の色彩に飽きてきた!
それとハルコンネン家の乗り物(?)かっこわるすぎる~~~もうちょっとセンス出して~~

で・・ポール側は相変らずのジブリ感爆発!!蟲を操って乗っちゃうのはいいけど、他の一般人的な人たちを運んでいるシーンには違和感、ヤツはちゃんと人間を乗せるときと降ろすときに静止してくれるのか???これまた尺が長いんだから説明が欲しかったなぁ・・・そしたらもっと面白くなるのに。

ここまで描けるならいっそのこと「ナウシカ」を実写化してほしい気がしますww。

蟲たちを自由に操れるならもっと手っ取り早く戦闘してもよかったかな??

風景描写がすばらしいし、ハンス・ジマーの音楽もすんばらしいので、とにかく続編に期待する!!!(笑)。

 

おしまい

 

PERFECT DAYS

PERFECT DAYS

監督:ビム・ベンダース

出演:役所広司、榎本時生、石川さゆり三浦友和田中泯

2023年製作/日本/124分

 

手首をケガしてしまい、車で映画館まで行けなかったので、見られないかと思ったのですが、やっと回復やっと観に行けました。よかった!!

役所広司さんがカンヌで男優賞を受賞し一気に知名度UPしたおかげ(?)か、平日にもかかわらずお客さんがたくさん・・驚きました。

お話は東京の公衆トイレを清掃をしている会社の清掃員”平山”のが丁寧な毎日を繰り返している日々を丁寧に映像化している作品。まず驚いたのは画面のサイズ、昔の写真のサイズでした。これは正直大きなスクリーンだったら残念かもしれないです。小さいスクリーンの方がいい映画って世の中にはあるんですね(;´∀`)。新しい発見でした。

平山がなぜか白黒フィルムカメラで度々木漏れ日を撮影したりしている様子、つまり平山が見ている世界は4:3の世界ってことなんでしょうな、間違ってもIMAXではないってことですよw。この映像の流れが最初は違和感あるんだけど、観ているうちにだんだんと落ち着くって言うか気持ちよくなってくるから不思議で、へたしたら寝ちゃいますね。それぐらい気持ちがいい流れでした。

静かにすぎていく毎日なので、おもしろくない!って思う人は絶対いるはずで、それが想像できるのもまたおもしろいです。

ほぼほぼ同じように続いて行く毎日の中にほんの少しだけ変化があって、ほぼほぼお話しない平山が時折、少し話するときの声の透明感と、的確さにびっくりする。

特に姪が家出して突然転がり込んでくるのに特に咎めもせず家に入れてあげて、銭湯も行って、あったかい気持ちになる、何もしてないんだけどおそらく彼女は救われている。「今度海へ行こう」って言う「今度っていつ?」「今度は今度、今は今」って言う・・なんかぐっとくる。

古本屋さんがよき・・常に読書してる日常まねしたい!幸田文の「木」読んでみたくなりました、ただいま一時的に在庫切れです、すごい影響力ですね。

やる気のない青年”タカシ”、悪い奴じゃないけど、急に仕事やめちゃだめでしょ(笑)。

いるいる・・・こういうヤツって思いました(;´∀`)。

毎日同じように仕事して、同じ場所でお昼を食べる、少し前の自分みたい(笑)。

いつも謎の踊りをしているホームレス、遠くからしか見えないけど田中泯さんっぽいなぁと思ったら田中泯さんでした(笑)。自由だよね!

圧倒的にすき!!石川さゆりさんのママ!めちゃくちゃよかった!!なにもなくてさびしい毎日なように見える平山だけど、ちゃんと行きつけの居酒屋や素敵なママのいるしゃれた小料理屋さんあるなんてすばらしいよ、わたしないしw。こんな素敵なお店があったら行きたい!!

三浦友和さんとのシーンすばらしすぎ・・・もうここは絶対に寝てないで観てほしい!!

同じように繰り返される毎日だけど、同じ日は二度となくて、それでも毎日を丁寧に生きていくって難しいよね・・・ラストシーンがとにかくよかった!

平山・・という名前は小津監督の「秋刀魚の味」の笠智衆さんの主人公の名前と同じなんですよね、ここから持ってきたんだったらちょっとうれしいかもしれないです。

 

おすすめします。

 

おしまい

 

カラオケ行こ!

カラオケ行こ!

監督:山下敦弘

原作:和山やま

出演:綾野剛、斎藤潤、芳根京子橋本じゅん

2024年製作/日本/107分

 

ちょっと久しぶりの山下監督の映画です!山下監督の「もらとりあむタマ子」がとっても好き!あれを越える作品が出てきていない気がしていましたが、今回はもしかしたら来たかな??という予感してましたが・・。

予感的中!!!いい映画ですよ、ヤクザの親分の誕生日に必ず開かれるカラオケ大会、親分が点数つけて、一番へたくそな組員は絵心のない親分にスミを入れられるというバツが!!それを絶対避けたい男、成田狂児(綾野剛)、偶然通りかかった中学生の合唱コンクールで岡聡実くん(斎藤潤)の歌声にほれ込み、待ち伏せして「カラオケ行こ」と誘う・・・


岡くん役の斎藤くん以下合唱部の面々、特に一緒にソプラノを担当している2年生の子や、「映画を観る部」の男子とか山下監督は中高生のわちゃわちゃした日常を描かせると最高にうまいと思う。それだけでも十二分におもしろいけど、普段関わるはずもないヤクザを組み込んでおもしろさ倍増でした。

綾野剛氏はもう足が長いしスタイル抜群なのに、ぶきっちょな面やかわいらしさもあってめちゃくちゃ魅力的だった。

岡くんが持っている亀の柄の傘欲しいなぁ、すごくきれい・・高そう(笑)。

合唱部顧問のもも先生の芳根京子さんがかわいらしい!「チャンネルはそのまま!」みたいでよかったなぁ

男の子特有の成長、変声期に静かに悩んでいた岡くんなんだけど、周りはあんまり気が付いていなかったんだよね・・。

基本ヤクザさんたちはまじめだよね、合唱部のテキストを読み込んでいるという・・

そして、「合唱とカラオケは違います」・・と岡くんに一刀両断されるという・・

「紅」を熱唱する成田狂児、結構うまいよね(*´ω`*)。

狂児の父親が吉川晃司さんだったり、最後の最後に出てくる組長が北村一輝さんだったり、配役もおもしろい、湘南乃風の人もちらっと出てるしね。

クライマックスで、まじでぐっときて泣きそうになっちゃいました。

リトグリが歌う「紅」もなかなかよくって、エンディングが終わったあとに、ワンシーンあるので、途中で帰ってはダメな映画です。


久しぶりに老若男女、のんびり観ていられる作品を鑑賞しました!

たまにはドンパチしないのもいいですね(笑)。

めちゃくちゃおすすめです!

 

おしまい

 

真夜中の虹

「真夜中の虹」

監督:アキ・カウリスマキ監督

出演:トゥロ・パヤラ、スサンナ・ハービスト他

1988年製作/フィンランド/73分

 

再びのアキ・カウリスマキ監督、Amazonプライムで見られます。時間が短いのもいい。

「労働者三部作」と言われている作品のひとつです。この物語は閉鎖された炭鉱から旅にでる青年の物語、とにかく寂しい・・お父さんがくれた似合わない大きなキャデラック、お父さんは自殺しちゃうし、キャデラックで出発したとたん、木でできた車庫がばらばらと崩れていくタイミングがすばらしすぎて絶句した!

とにかく不幸な男、シングルマザーの女性と出会って恋に落ちるも、自分のお金を持ち逃げされた強盗を捕まえようとして逆に誤解されて刑務所行き・・・でも、日本の映画みたいに「違う!おれじゃない!!」なんて叫んだりしないし、表情もかわらないよのだよ・・・

おまけに刑務所の造形と刑務所の服しゃれてない??さすが北欧って思ったwww

それで見事に(?)脱獄して、新天地メキシコを目指すんだけど、そこがまた薄暗くて先行きが怪しすぎるエンディング・・・え??これでおしまいなの??みたいな。


自分最近ついてなくて、手首ヒビ入るし、自治会では副会長になっちゃうし、なんかしした??って絶望感じたりするけど、この映画の人よりず~~っとましだよな・・って思ってほっとした(笑)。悲しい気持ちの時にもっと悲しい気持ちになる映画を見るとちょっと救われることってあるんですな・・

画面の構成や、人々の動きや表情・・とにかく全部好き!もっと見たいぞアキ・カウリスマキ監督作品(*´ω`*)。そしてフィンランド行ってみたいw

この映画での教訓はまとまったお金を持ち運ぶときは、一つの財布にまとめないで、分散させよう!!です。

 

おしまい

あなたを抱きしめる日まで

あなたを抱きしめる日まで

監督:スティーブン・フリアーズ

出演:ジュディ・デンチ、スティーブ・クーガン他

原題:Phllomena

2013年製作/イギリス・アメリカ・フランス合作/98分

 

NHKBSで放送されていたのを見ました。

主人公のフィロメナはアイルランドで未婚の母となり、修道院で子供を育ててもらいながらその見返りとして労働をしていた。ある日突然友達の娘と自分の息子、アンソニーを養子に出されてしまう。
自分の罪のせいだと信心深いフィロメナは50年間自分の娘にも事実を語ってこなかったが、息子に対する気持ちは募るばかりで、娘が偶然知り合った記者とともに息子を探す旅に出る・・・という物語。

お話はとても悲しい・・・でも物語の構成がよくてとてもおもしろかった。カトリックのことよくわからないから何とも言えないけど、こんなひどいことってあり??アイルランドのさびし~~~~い風景もあいまって、修道院の寒々しさが身に染みた。

それでも強く前を向いて生きていくフィロメナがすばらしい・・。

修道院で出産して亡くなってしまった人もたくさんいた様子、それでもシスターたちは悪いとは思っていないんだよね。少女のようなお母さんたちが幼い子供達に会えるのは一日1時間だけ・・・、その他の時間はずっと働いているみたい・・(-_-;)
っていうか、ハンサムだったアンソニーのお父さんはどこ行ったの??苦しい思いをするのはいつの時代もひたすらに女性だよな。

記者のマーティンを演じたスティーブン・クーガンは企画や脚本も手掛けているという。。すごいね。マーティンが冒頭はめられて無職になっちゃうシーンから始まるんだけど、この流れも物語に入りやすくてよいですよ。

おばちゃんがおしゃべりなのは世界共通??結構苦しいはずなのにペラペラとよく話すフィロミナをジュディ・デンチが好演、かわいらしさと、心の強さと長い年月が表情やしぐさによく現れていてうまい!

この物語が実話をもとにしていて、エンディングで今でも子供を探している人がたくさんいる・・ってテロップが出てくるのが悲しい・・アイルランドからアメリカってすごく遠い印象・・。アイルランドの複雑な歴史のちょびっとを知ることができる作品。

アイルランドらしい風景も見られるのでおすすめです。

 

おしまい