ぱんだやまの映画大好き

映画の感想などを書いてみたいと思います。

真夜中の虹

「真夜中の虹」

監督:アキ・カウリスマキ監督

出演:トゥロ・パヤラ、スサンナ・ハービスト他

1988年製作/フィンランド/73分

 

再びのアキ・カウリスマキ監督、Amazonプライムで見られます。時間が短いのもいい。

「労働者三部作」と言われている作品のひとつです。この物語は閉鎖された炭鉱から旅にでる青年の物語、とにかく寂しい・・お父さんがくれた似合わない大きなキャデラック、お父さんは自殺しちゃうし、キャデラックで出発したとたん、木でできた車庫がばらばらと崩れていくタイミングがすばらしすぎて絶句した!

とにかく不幸な男、シングルマザーの女性と出会って恋に落ちるも、自分のお金を持ち逃げされた強盗を捕まえようとして逆に誤解されて刑務所行き・・・でも、日本の映画みたいに「違う!おれじゃない!!」なんて叫んだりしないし、表情もかわらないよのだよ・・・

おまけに刑務所の造形と刑務所の服しゃれてない??さすが北欧って思ったwww

それで見事に(?)脱獄して、新天地メキシコを目指すんだけど、そこがまた薄暗くて先行きが怪しすぎるエンディング・・・え??これでおしまいなの??みたいな。


自分最近ついてなくて、手首ヒビ入るし、自治会では副会長になっちゃうし、なんかしした??って絶望感じたりするけど、この映画の人よりず~~っとましだよな・・って思ってほっとした(笑)。悲しい気持ちの時にもっと悲しい気持ちになる映画を見るとちょっと救われることってあるんですな・・

画面の構成や、人々の動きや表情・・とにかく全部好き!もっと見たいぞアキ・カウリスマキ監督作品(*´ω`*)。そしてフィンランド行ってみたいw

この映画での教訓はまとまったお金を持ち運ぶときは、一つの財布にまとめないで、分散させよう!!です。

 

おしまい