ぱんだやまの映画大好き

映画の感想などを書いてみたいと思います。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

監督・脚本:ジョン・ファブロー

出演:ジョン・ファブロー、ジョン・レグイザモソフィア・ベルガラ

スカーレット・ヨハンソンダスティン・ホフマン

2014年製作、アメリカ、115分

 

前から気になっていた作品、BSプレミアムで放送されていたのを録画しておきました。
物語に特別なことは何もなく、大きな事件があったりするわけではないのですが、とても心温まる作品!!

冒頭から料理をするシーンのテンポが最高によき!軽快な音楽とともにみごとに刻まれていく野菜たち・・気持ちいい・・
そしてそのリズムと同じぐらいハイテンションなシェフ、声もおなかも大きい!!!
腕はいいのに、言いたい事言って、やりたいようにやるから、オーナーと衝突しちゃう、美人で仕事のできる奥さんとはうまくいくはずもなく離婚、息子とはうまくいっているような雰囲気だけど、本当は???

レストランのスタッフはおっとびっくり、スカーレット・ヨハンソン!!そりゃあ心揺れ動きますわな(笑)。

やりたい事やりすぎて炎上騒ぎまで起こし、レストランを辞めてしまうカール(シェフです)、元妻と一緒に元妻のふるさとキューバへ行くことに、そしてキューバのおいしいサンドイッチとフードトラックに出会います。

ひょっこり合流する元職場の同僚マーティン氏まじ神だろ??こんないい男いる??信じられないんですけど!!ってぐらい素敵だった。だんだん生き生きとしてくる息子もすばらしい。

息子がSNSでつぶやいて、どんどん人気が出るフードトラック・・これ今だったら成り立たない、やっぱり鳥が飛んでいかないとね(;´∀`)。つぶやいたときに鳥がパタパタ飛んでいく演出がかわいらしくておもしろい、ああ・・懐かしいTwitter(笑)。

ラストシーンもよいです。特別意地悪な人も出てこないし、すかっと明るくて何も考えなくても楽しめる映画。お料理が全部おいしそうなのもすばらしい。

ロバート・ダウニー・Jr.氏がちょっと気持ち悪い感じの役でちょっと出ているのもおもしろいです。

おすすめです。

 

監督:北野武

出演:ビートたけし加瀬亮西島秀俊中村獅童

2023年製作、131分、R15+

最初に思ったのは”風雲たけし城 本能寺の変篇!!!”って感じ(;´∀`)
たけしさんの映画は世界で評価高いけど、日本じゃあんまりお客さん入らない・・・っていう印象がありましたが、今回はめっちゃ宣伝して、テレビでもしょっちゅうCMやってたからそれなりに当たるかも???
でも、予告編流し過ぎで、登場人物のおもしろいセリフだいたい観ちゃってる感あるのは超ざんねん・・あ・・ここだね・・って思っちゃう。
特に変態信長加瀬亮さんの狂った演技が最高におもしろいのに、ポイントポイントは予告ですでに視聴済み・・・みたいな、宣伝しすぎるっていうのもなんかね・・って思いました。

結構残酷で血みどろだし、いやな気分にもなるけど、わかりにくいこともなく、コントっぽいシーンもあっておもしろかった。たけしさん自身も楽しそうだったし・・・でもちょっと年取りすぎだったかなぁ・・・・・セリフが聞き取りにくい部分あったし、まぁ昔の時代劇も全然聞き取れませんけどね。

加瀬亮さんはすごすぎでした!濃すぎるキャラなのに、最後はえっ??ってぐらいあっさり・・・

西島さんの頭蓋骨の形がきれいすぎてびっくり(笑)。もっと時代劇出てほしいわ。

遠藤憲一さんも熱演だったけど、二人のラブはちょっと・・・ああ・・って感じw

百姓から武士になりあがりたい村人を中村獅童さんが熱演!彼が一番大変だったんじゃないかと思った(;゚Д゚)。

好みがわかれる作品だとはおもうけど、わたしはこのラストシーン好き、タイトルの意味はここだったのか!!!って思った。
本編の中ではほとんどサントラないみたいな雰囲気なんだけど、エンディングの曲がすてきだった、岩代太郎さんでした。久石譲氏じゃないのはちょっとさびしいかも??

少し長いけど、見ておいて損はないと思います。

 

暴力脱獄

「暴力脱獄」

監督:スチュアート・ローゼンバーグ

出演:ポール・ニューマンジョージ・ケネディ

1967年製作、アメリカ、127分

 

ポール・ニューマンが最高にかっこよい有名な映画、久しぶりにBSプレミアムで放送されていたので、見ました。なにしろわたくし一番最初に注目した映画俳優がポール・ニューマンだったのであるよ・・どうでもいいけど(;´∀`)。

原題は”Cool Hand Luke" 

邦題が「暴力脱獄」というのはいかがなものかとずっと思っていたけど(なんだかマ・ドンソク出てきちゃいそうなタイトルだしwww)、わかりやすいと言えばわかりやすいよ~な・・・

主人公のルークは泥酔してパーキングメーターをたくさん破壊して、刑務所へ入ることに、この刑務所がなんだか塀もろくすっぽないような荒れ地にぽつんとあるバラックみたいな場所。日中は草刈りとか道路整備とかの労働があるけど、その他は結構自由そう??

しかし、衛生環境は相当に悪そうな・・常に暑そうだしwww
病気の母親のことを気にして脱走するのかと思いきや、そうでもないのがこの映画のおもしろいところ??とにかく終始ルークの行動が不可思議で、それがなんだか彼の魅力になっていって、どんどん周りを引き付けていく様子がおもしろい。

でも、ゆで卵を食べるシーンは好きじゃないwwwいくらなんでも無理だろうし、50個も卵を刑務所が用意するのかね??みたいな

埃まみれでぼろぼろになっても、ルークの笑顔が最高に魅力的。最後はやっぱり気の毒な終わり方だけど、ラストにまた笑顔のカットが入るのがいいですね。
サングラスをずっとしててほとんど話をしない刑務所の怖い人の背景がまったく描かれないのも時代なのかなぁ・・・

ショーシャンクの空に」を作るきっかけになったんじゃあないかと、勝手に想像しながら見ました。でも127分はちょっと長めですね。

おしまい

 

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

監督:作田ハズム

原作:サンエックス

脚本:角田貴志

主題歌:Perfume

ナレーション:本上まなみ

2023年製作 70分

 

おーるかわいいかわいいのすみっコたちの小さな冒険を描いた映画の第三弾!!相変わらずのかわいらしさですが、それだけではなく、特に労働に疲れた大人にはぐっとくる内容でした、前作と比べての感想をどうぞ!

井ノッチがナレーションを降りたので、本上まなみさん一人で全編ナレーションを行っております。それが、若干メリハリがなくなってしまった印象で、前半のスローな展開でやや眠くなってしまうのが残念。

今作は”しろくま”が主人公的な位置にあります。(前作はとかげでした)しろくまの親子のところに遊びに行っていたぺんぎんが、しろくまに思い出がたくさんつまった古いつぎはぎだらけのくまのぬいぐるみを届けたのがはじまり・・・

最初の方は各すみっコたちの紹介ですが、今回は細かいのははぶかれてましたねw
ちょっとずつ悲しい悩みを抱えているすみっコたちが本当に愛おしい・・・

森の奥に迷い込んだ先にあったのはなぞの建物とくまさん・・

なんとこの建物はおもちゃ工場だったんだけど、人員不足で稼働できなくなっていたんですね(゚д゚)!、そこでちょっとだけなら・・とすみっコたちがお手伝いすることに・・
一致団結してがんばったら案外うまくできて、くま工場長からお礼を言われ、もっと働かないかい??ごはんも住むところもあるよ!って個人寮完備、光熱費食費なし!!というすばらしい労働環境をあてがわれちゃったんですね。

朝は体操からはじまって、ラインがどんどん動いて行く~~~、工場が今日のノルマを電光掲示板で表示して、一日のおわりは”おつかれさまでした”の表示!!!

企画会議もありました・・・

なぜか、くま工場長、もっとやらないともっと作らないと!!というなぞの精神状態に!!!、すみっコたちの労働力を越えてラインが稼働してしまい、とんかつが3Dプリンターに閉じ込められて、大量のとんかつができるというホラー展開も!!
すみっコたちは脱出を試みるもロボットたちが入り口をふさいで出られません!

すみっコたちはおもちゃに変装(?)して脱出成功!かと思いきや、みつかって

(゚д゚)!意外や意外なカーチェイスに!!

自分たちの街にもどってきたら、作り過ぎたおもちゃたちに占領されていました・・。

ここから工場の悲しい歴史が語られるわけですが、くま工場長についての掘り下げがなく、なぜ工場長なのかがわからないのがちょっと残念・・・
本編の中ではなく、エンディングのイラストで結末がわかるような作りもちょっとなぁ・・・って思いましたよ。
けれども、まさかの社畜すみっコぐらしが見られるとは思ってなかったし、物を大事にするということや働き過ぎはいいことなし!みたいなテーマもさりげなくあって、さらにさらに某パン工場での思い出もあいまって、ちょっと泣きそうだったわたし・・・(;´∀`)。


Perfumeの「すみっコディスコ」もかわいらしくていい曲だし、ほんとよかったです。

youtu.be


総じて前作「映画 すみっコぐらし青い月夜のまほうのコ」の方が親子愛的な物語と魔法使いというファンタジー要素でわかりやすかったし、好きだったけど、働くすみっコという新しい一面が見られてこれはこれで楽しかった。入場特典で「しゃいんしょう」がもらえたのもうれしい。

是非大人も子供もご覧ください!

 

おすすめです。

 

ゴジラ-1.0

ゴジラ -1.0

監督:山崎 貴

出演:神木隆之介浜辺美波、佐々木蔵ノ介、吉岡秀隆青木崇高山田裕貴 他

音楽:佐藤直紀

2023年製作、125分

ちょっと遅くなりましたがゴジラに会ってきました(*´ω`*)
山崎貴監督はね、どうしても「DESTINY 鎌倉ものがたり」のどうしてこんなんなっちゃったんだよぅ!!みたいな印象が強すぎて、どうしても見る前に敬遠気味だったことを先にお詫びいたしますw。
おもしろかったです!「シン・ゴジラ」とは全く違った切り口でしたが、時代を戦争が終わった直後の東京にしたところが、最初の頃のゴジラをちらっと感じさせて、最近の人には新鮮だったろうし、昔の人(;゚Д゚)にとっては懐かしい印象も少しあったかもしれません。
主人公の神木隆之介くん(敷島役)は熱演でした。特攻隊の生き残りで、しかも自分から逃げたというトラウマをずっと引きずり続け、さらに恐ろしいゴジラ遭遇のショックからも逃れられない、八方ふさがりの中それでも生きて行っている。

偶然出会った女性(浜辺美波)と女の子となんとなく疑似家族のような生活を送っている中でまたゴジラが現れる。(ここら辺の家族ストーリーが正直安っぽくてつらい、安藤サクラの隣のおばちゃんとかいらなくてもよくね?ぐらいな印象。もっと敷島の人生とかなぜ逃げてばかりいたのかとか描いてもよかったかも??)
しかも、ビキニ環礁の実験でさらに巨大化狂暴化しているゴジラはなぜか日本に向かってまっすぐ歩いてくる・・・。
戦後まもなくで軍隊もなく、どうしたわけか政府も協力してくれず、民間企業や海軍の生き残りの寄せ集めでゴジラをどうにかしようとする・・残念ながら自衛隊が存在していないので、例のマーチのような曲がありません。少し寂しいですねw

なかなかどうして狂暴なお顔の今回のゴジラ、まじでかないません。手はちょっと小さ目でしたが・・・・

背中のぎざぎざが順番に青く光ってきたら、とにかくすばやく逃げましょう。絶対にかないませんよ。

このあと悲しいことがおこるけど、ラストでああ・・よかったってなる・・のは予想通りすぎて・・・かなりがっかり?

ああ。。。絶対助からないよ~~ってシーンに橋爪功さんがいたの、みなさん気が付きましたか???(笑)

敷島と共に仕事をしていた、佐々木蔵之介さん(秋津役)が本当に楽しそうでよかった!ゴジラに対して「おかんむりだぞ~」とか「恐れ入谷の鬼子母神」とかのセリフがよし!!若い人知ってるかなこの言葉wwww

相変らずのゴジラのテーマと共に新しい曲が本当にすばらしかった!ハンス・ジマーっぽくないですか??エンディングにタイアップの歌がないのもすっきりしていてよかったなぁ~、ゴジラを大切にしてくれてるんだなぁ・・って思いましたよ。
シン・ゴジラ」ももう一度観たくなりましたね(笑)。

 

おすすめですよ!

オペレーション・フォーチュン

オペレーション・フォーチュン

監督:ガイ・リッチー

出演:ジェイソン・ステイサム、オーブリー・プラザ、ジョシュ・ハートネット

2023年 イギリス・アメリカ合作 114分

 

ステイサムさんが好き!(笑)。今年は巨大鮫映画「MEG」と今回の作品と二つも続けて劇場で観られるなんて素敵すぎです(*^^)v。
しかも今回はスパイ映画ですからね、期待が膨らみ過ぎて・・・

結果は・・・普通・・・という感想になっちゃいましたwwww
ステイサムさんはあいかわらずのかっこよさで、着こなしも最高でしたし、ロケーションも素敵でわくわくしましたが、でも物語全体に起伏が乏しいというか、アクションもそこそこおもしろいのですが、でもいつものだよね・・感じって印象。。。

ステイサムさんのジャケット着てパンツのポッケに手を入れてるのかっこよし!

しかもどうしたわけか、最も盛り上がっているクライマックスで、ちょっとうとうとしてしまったという大失態!!(;゚Д゚)いったいこれはどうしたことか????反省!!
ごめんなさい、ステイサムさん!!m(__)m

というわけで、総括は普通にテレ東で放送されたら、ああ・・おもしろかった・・みたいな作品でしたwww。「キャッシュトラック」の方がおもしろかったなぁ・・

サントラがかっこよくて映像と合っていたのはよかった。オープニングかエンディングに登場人物をどど~~んと出しちゃうぐらいのお遊びがほしかったなぁ
せめて、あのふざけた日本を舞台にした映画をもっと流して、ステイサムさんたちもちらっと出したりとか・・・
ガイ・リッチー監督ならもっとやってくれるはずだったのになぁ・・・
次回作に期待します。

 

おしまい

 

イコライザー THE FINAL

イコライザー THE FAINAL

監督:アントワン・フークワ

出演:デンゼル・ワシントンダコタ・ファニング

2023年アメリカ製作、R15+、109分

原題:The Equallzer 3

 

楽しみにしていた作品!「1」と「2」はテレビで見たので、劇場で観るのははじめてです!
今回は「イコライザー 3」ファイナルとかださめなタイトルつけたのは日本だけでしょうか??3番目ってだけでいいような気がします。

今回のマッコールさんはなぜかシチリア島でお仕事?? 予告編で流れている「9秒」は冒頭のシーン、クライマックスではないんですね、びっくりです!

手際のよい仕事はそのまんま・・あっという間でしたが、少年に油断するマッコールさん、やさしいからね(たくさん殺してるけど・・・(;´∀`))重症のマッコールさんを助けてくれたのが、人のいいお医者さん、しつこく質問したりせず、そっと見守ってくれるんだよね。

アマルフィのあたりで撮影されたのでしょうか?もう街並みがすてきすぎて、迷路のような階段もちっちゃいおうちがぎゅうぎゅうになっているのも、ものすごくやさしい、そして村の人たちも本当にやさしい・・この街の風景の映像でなぜかぐっときてしまったわたしだったよ(-_-;)。

カフェのシーンもなかなかよかった・・それにくらべて地元(?)のチンピラたちは相変らずのダメなやつら・・絶対かなわないからよしなって・・・って心の中で叫ぶけど、やつらは自分が一番強いと思って(たぶん)いるから、態度が劣悪・・それでマッコールさんにぺしゃんこにやられてしまう・・。

そのやられっぷりはもう結構血なまぐさいしグロテスクだけど、すかっとするという不思議ワールド、なにしろR15だから、首はごろんごろんするし、手首は切れちゃうし、頭にささっちゃうし、もう大変です(ノД`)・゜・。。

街の風景とともに流れる静かなサントラがまたしみる!!もうずっと見ていたい!!って思うけど、この作品のよいところは長くない!!!!これ大事。
比べても仕方ないけど「ジョン・ウィック」よりすっきりした印象は尺の長くないところも影響していると思う。

そして、最後にわかるCIAの彼女との関係、構成がほんとうまい!
年金とられちゃったおじさんとの関係はどこかにつながっていたのか??ちょっと自分にはわからなかったけど・・・。

派手に人殺しをしているわりに、派手な印象がない不思議な静かな作品でした。

マッコールさん、イタリア語も流暢に使いこなしている・・・・吹替え版はどう表現するんだろう??楽しみです。

 

イコライザーロケ地巡りもしたくなりました!誰か一緒に行って!!(;゚Д゚)

 

おしまい