ぱんだやまの映画大好き

映画の感想などを書いてみたいと思います。

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

監督:作田ハズム

原作:サンエックス

脚本:角田貴志

主題歌:Perfume

ナレーション:本上まなみ

2023年製作 70分

 

おーるかわいいかわいいのすみっコたちの小さな冒険を描いた映画の第三弾!!相変わらずのかわいらしさですが、それだけではなく、特に労働に疲れた大人にはぐっとくる内容でした、前作と比べての感想をどうぞ!

井ノッチがナレーションを降りたので、本上まなみさん一人で全編ナレーションを行っております。それが、若干メリハリがなくなってしまった印象で、前半のスローな展開でやや眠くなってしまうのが残念。

今作は”しろくま”が主人公的な位置にあります。(前作はとかげでした)しろくまの親子のところに遊びに行っていたぺんぎんが、しろくまに思い出がたくさんつまった古いつぎはぎだらけのくまのぬいぐるみを届けたのがはじまり・・・

最初の方は各すみっコたちの紹介ですが、今回は細かいのははぶかれてましたねw
ちょっとずつ悲しい悩みを抱えているすみっコたちが本当に愛おしい・・・

森の奥に迷い込んだ先にあったのはなぞの建物とくまさん・・

なんとこの建物はおもちゃ工場だったんだけど、人員不足で稼働できなくなっていたんですね(゚д゚)!、そこでちょっとだけなら・・とすみっコたちがお手伝いすることに・・
一致団結してがんばったら案外うまくできて、くま工場長からお礼を言われ、もっと働かないかい??ごはんも住むところもあるよ!って個人寮完備、光熱費食費なし!!というすばらしい労働環境をあてがわれちゃったんですね。

朝は体操からはじまって、ラインがどんどん動いて行く~~~、工場が今日のノルマを電光掲示板で表示して、一日のおわりは”おつかれさまでした”の表示!!!

企画会議もありました・・・

なぜか、くま工場長、もっとやらないともっと作らないと!!というなぞの精神状態に!!!、すみっコたちの労働力を越えてラインが稼働してしまい、とんかつが3Dプリンターに閉じ込められて、大量のとんかつができるというホラー展開も!!
すみっコたちは脱出を試みるもロボットたちが入り口をふさいで出られません!

すみっコたちはおもちゃに変装(?)して脱出成功!かと思いきや、みつかって

(゚д゚)!意外や意外なカーチェイスに!!

自分たちの街にもどってきたら、作り過ぎたおもちゃたちに占領されていました・・。

ここから工場の悲しい歴史が語られるわけですが、くま工場長についての掘り下げがなく、なぜ工場長なのかがわからないのがちょっと残念・・・
本編の中ではなく、エンディングのイラストで結末がわかるような作りもちょっとなぁ・・・って思いましたよ。
けれども、まさかの社畜すみっコぐらしが見られるとは思ってなかったし、物を大事にするということや働き過ぎはいいことなし!みたいなテーマもさりげなくあって、さらにさらに某パン工場での思い出もあいまって、ちょっと泣きそうだったわたし・・・(;´∀`)。


Perfumeの「すみっコディスコ」もかわいらしくていい曲だし、ほんとよかったです。

youtu.be


総じて前作「映画 すみっコぐらし青い月夜のまほうのコ」の方が親子愛的な物語と魔法使いというファンタジー要素でわかりやすかったし、好きだったけど、働くすみっコという新しい一面が見られてこれはこれで楽しかった。入場特典で「しゃいんしょう」がもらえたのもうれしい。

是非大人も子供もご覧ください!

 

おすすめです。