「クライ・マッチョ」観てきました。
ご存知、イーストウッド監督主演作品。
91歳とは思えない、スタイリッシュイーストウッドをこの目に焼き付けろ!的な映画でございます。
先に公開された、リーアム・ニーソンの「マークスマン」と物語の形は同じですが、
似て非なる2作品。ほぼ同時公開されたのもなにかの作戦??
是非2作品とも映画館でご覧いただきたい!!
イーストウッドはとにかくおじいさん・・90代で車運転して平気なのか??アメリカよ・・という心配もなんのその、カウボーイハットはかっこよすぎだし、馬にも乗っちゃってました。
映画の展開がしゅっとしてぱっとして・・って感じでうだうだした説明は皆無!
追いかけてくる悪い奴もどこかにくめないし、警察官はぼんくらだし・・
ちょこちょこ笑わせてくれるようなユーモラスな展開もあります。
しかも、メキシコで親切にしてくれたお店の女性とえ??っていうまさかの展開もほほえましくてにやにやしっぱなしでした。
途中メキシコのレストランの家族と仲良くなって身を寄せてすごしているある日(ここらへんの行くときはあっという間に到着したのに、帰りに何日もかかるという不思議なゆるさが妙に心地よい)、子供達が手話で話をしているのを黙って見ていたマイク(イーストウッド)が、スペイン語はさっぱりわからないのに手話を理解して女の子のコップに水を入れてあげるシーン・・・自然でとても好きです。
長い人生の中で自然と身についた思慮深いなにか・・そして彼の人生の中に何かがあって手話を知っているのかもしれないし、特に何もなかったのかもしれない・・の両方が垣間見られる秀逸なシーンだと思うのです。
これぞ映画!映画っていうのはこうでなくっちゃね!!!っていう作品。
山田康雄さんの吹替えで観られないのは本当に残念でなりません。
大満足でございました。
おしまい。